ICU人形劇研究会ぱぺっと

過去の公演

洞熊学校を卒業した三人

■ 曖昧さの中へ 『洞熊学校を卒業した三人』 ■

『洞熊学校を卒業した三人』は、手稿では「寓話」とされています。
人間と動物との境界線が曖昧となる寓話のスタイルは、賢治が好んで採用したものです。
しかし、この作品から教訓(モラル)は感じられない。
賢治はあたかもそれがないかの様に曖昧さを残したまま立ち去っていく…。

今回の演出では舞台と客席、観客と演者、そして人形と人間の境界線が曖昧とされています。
是非、その「居心地の悪さ」をお楽しみ下さい。

総監督

黒猫の王子カーボネル

長靴をはいたねこ

両親が亡くなったために兄達に生家を追い出された末っ子は、遺産の猫に頼って暮らしています。
巧みな機知で獲物を狩る猫の前に狼が現れ、別の主人に仕えないかと誘います。
末っ子を案ずる猫は話を聞くために狼についていきますが・・・・・・。

世界中で親しまれている童話の底を流れる「残酷さ」に注目し大人風にアレンジ。
ちょっとビターな味わいの人形劇をお楽しみください。

脚本 

ぱぺっと祭り

ふんわりお姫さま

死神

『死神』は「SF落語」と呼ばれる、落語のジャンルにおける代表的な作品です。
明治中期にグリム童話から落語に取り入れられました。
その話をさかのぼると、インドの説話にたどり着く、という説もあります。
今回ICU人形劇研究会ぱぺっとでは、『死神』の舞台を現代に移し、
人間の欲の深さをえぐり出し、噺に別の角度から光を当てようと試みました。
お楽しみいただければ幸いです。
なお、サゲは柳家小三治版を使用しています。

脚本・部長

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